忘れてくれよ!インターネット

インターネットって基本的には情報を蓄積する方向で作られてますよね。
それはそれでいいんだけど、場合によってはネットワークが情報を忘れる機能というのも必要なんじゃないか、と思う。
例えば、僕は中学生くらいの頃、VBで作ったアプリをあるフリーソフトのポータルに登録していた。
この時、サイトにアカウント登録したんだけど、この情報が検索すると未だに出てくる・・・これ、人間で考えたら相当な粘着ですよ。忘れてくれよ。(※IDとパスワードなんて人間の側がとっくに忘れてるのでこちらからは消せない)

こういう、情報がデジタルになったことで、昔じゃ考えられない弊害(?)が出る例、というのは以外に多い。
いっとき騒がれた、映画や音楽データ関連の諸問題も、テープのダビングであれば必ず発生する「劣化」が起きないことが騒ぎの原因だったし、P2Pでプライバシーに関わる情報が一度流れると削除できなくなる、というのも似たような話だ。
最近だと、不適切なツイートで炎上してしまった方々もおられましたが、気の毒にも複数のまとめサイトに本名や出身地までしっかり記録されていて、彼らの不名誉な情報は半永久的に消せないと考えていいでしょう。

まあ、デジタルデータの「劣化が起きない特性」は基本的には良いものとして捉えられているし、僕もそこに異論を挟む気はない。
ただ、一部の情報は意図的に劣化させたり、ログをとらないようにする、みたいな機能も必要だと思う。
どんな情報でも無差別に永続させていたら、そのうちがんじがらめになってものすごく不便なことになるんじゃなかろうか。
つまりは、必要に応じてアナログのエミュレートをするべきだろう、ということです。

そういう意味で、最近のツイッターやフェースブックみたいなSNSは割といい仕事してると思う。
過去のツイートは残ってるけど、ブログのようにY年M月D日のこれ、みたいに、ピンポイントで呼び出せないので、ひたすらスクロールバーを進めるしかない。
この面倒くささがツイートを過去へさかのぼろうとする力に対する抑止力になってる。
それでも面倒に打ち勝って過去の一言一句まで見ようとするのは、ファンかストーカーか粘着といった特殊なプロファイルの方々なので、そこはもうしょうがないね、と諦めの一線も引きやすい。

そんなツイッターでも前述のように炎上してしまった方々は、一般公開設定で写真出したり、ミクシィで簡単に本人を特定できるようになっていたりと、どちらかで言えば運用面で失敗している感が否めないので、これらの対策はもはや教育に委ねるしかあるまい。

屁民
@1003000

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