近況報告,テレンス・コンランの収納術(TERENCE CONRAN STORAGE)

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近況:
未だ某インターネット企業で働いています。そろそろ三年経ちます。
一応、肩書きはウェブディレクターです。
一年くらい前からプライベートで個人的にPHPとかSQLとかJava scriptとかを勉強中です。
本に載ってるサンプルプログラム丸写しなのになぜか動かないという怪奇現象で悩まされています。
霊の仕業に、違いない…!

気になった、好き、趣味:

テレンス・コンランの収納術
コンランショップの創始者、テレンス・コンラン卿が、整理整頓と収納、それに「思い切って捨てる」ことが、インテリアにとっていかに大切なものかを説いた本。
コンラン卿は序章で、以下のように記している。

わたしたちの大半は、明らかに余分な、ときにはありすぎて厄介なほどの「もの」と一緒に暮らしている。ものの整理にはある程度の時間と努力が必要とされるが、わたしが思うに、ものを手放すのに気の進まない多くの人は、金銭と引き換えに手に入れたものを捨てるのは浪費と同じ、と感じるのではないだろうか。たとえすり切れて壊れてしまったものでも、あるいは今後まったく必要としないものだとしても。
この点については、コスト面から自分の住まいのむだを考えてみると有益かもしれない。地方税や光熱費などの諸経費や住宅ローンを考えてみれば、一平方フィートあたりの価値がわかるはず。
空間そのものと、修理する気もない壊れた芝刈り機や好みに合わない引き出物の箱では、どちらが大事だろうか?


反論の余地がありません。
これを読んで、少しでもイラッとした人は、図星、だからじゃないでしょうか。
ぼくも、その一人です。
また、この本のえらいところは、整理整頓をただ賛美するのではなく、しっかりと「部屋を美しく、生活しやすい状態に保つこと」を目的として、整理や掃除はそのための手段だ、という立場をとっていること。
掃除や整理整頓そのものが目的となってしまってはつまらないし、美しい部屋を志向するあまり、生活を犠牲にするのも何か違う。
優れた審美眼を持つと言われ、資産家でもあるコンラン卿ですが、意外というかなんというか、しっかりしたバランス感覚を持つ常識人だということが伝わってきます。
本の中身ですが、リビング、キッチンと食事のスペース、バスルーム、ベッドルームとドレッシングルーム、こども部屋、作業エリア、という6つの生活スペースごとに、何に気をつけて収納を考えるべきかが写真とともに掲載されており、一部日本の住宅にはそぐわないと思われる箇所もありますが、普通に読んで楽しめます。何より、本としての体裁と、レイアウトがきれいで、そういう意味でも価値のある本だと思います。
ちょっと高かったけど買ってよかった。

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