引っ越しました

先日、引っ越しました。
自分よりちょっと年下くらいの中古マンションを35年ローンで買うという暴挙に出た結果、ついに固定資産税を支払う義務を負ってしまいました。
35年後、マンションが無事かどうかはNobody knows…

マンション買っといてなんですが、私は基本的に賃貸派です。
賃貸と分譲の金銭面での違いは、実はほとんど変わらないといわれています。
家賃+敷金礼金+2年ごとの更新料 ≒ ローン+管理費+固定資産税+団体信用保険で、何かあった場合の修理費などがかかることを考えると、分譲の方が若干高くなるのかな?という感じがします。

一番の違いはリスクです。
地震か何かで建物が再起不能なまでなダメージを追ったとき、賃貸は引っ越して終わりですが、分譲は再建するかどうかまで含めて全部自己責任です。
よくある地震保険ではとてもカバーしきれませんし、カバーできるくらいの金額を地震保険でかけるなら、ちょっとグレードの高い賃貸に住んだほうがシンプルだし確実です。

このように普通に考えると分譲マンション買うなんてどうかしてるぜ!という感じがビンビンするわけですが、いいところもあります。クオリティです。
同価格帯で見たとき、分譲と賃貸では建物のクオリティが天と地ほども違う。
だからQOLをまじめに考えた場合、リスクを取ってでも分譲に行く、という判断はアリだと思っていて、今回まさしくそういう理由でマンション購入に至りました。

半分不動産業者の受け売りですが、物件はまじで出会いです。
私はマンションの物件情報を見るのが趣味なので(今でもSUUMOとHOMESから届く新着物件情報を楽しみにしてます)、物件情報だけはその辺の人よりもめちゃくちゃ見て比較してる自信がありますが、2008年くらいから今まで見てきて、心に残った物件というのは数件、おそらく両手で数えるほどしかありません。

物件情報はとにかくスペックと金額のバランスを満たしているかどうか、というところに着目して見ていくわけですが、不思議なことに、購入につながった物件は、普段見ているスペックの外のことが決め手になった感じがします。壁の色とか、天井の高さとか・・・

そういう部分をいいなぁ、と思っている自分を発見し、「俺はそういうことにも興味があったのか」とわれながら驚きました。

そして、そういう本来はプラスアルファの要素が決まってくると、「この家と付き合っていくか」という気持ちになるから本当に不思議なものです。
多少のマイナスがマイナスにならなくなる。これが「出会った」ということなのかなァ・・・と思いながらはんこをいっぱい押しました。

男女の仲も、友達同士の仲も、面白い関係ほど「マイナス」が気にならない。
家もそうなんだねぇ・・・というお話でした。

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